2017年5月22日  住田智子先生実践講座

 


2017/05/25

 

はるばる島根県から住田智子先生にいらしていただき、「レッスンで大切にしたいこと」についてお話しいただきました。

先生は、コンクール全国大会の審査員を務められ、優秀な生徒さんを多数育てていらっしゃいます。

 

 

指導者として心がけていることとは?

 

・「何でできないの?」は禁句!

・「審査員レッスン」はしない

・「人と比べない」

・「言葉のチョイス」に気を付ける

・「躾」には厳しく

 

 

 

 

テクニックをつけるために・・・

 

・耳とタッチをセットで鍛える

・読譜は導入で徹底的に

 

レッスンの工夫・・・

 

・毎回ペンの色を変えて楽譜に記入

・付箋やシールを貼る

・曲中の特にできないところはピンポイント録音

・練習記録をつける

・グランドピアノの譜面台を取る

 

 

中高生になっても続ける生徒たち・・・

 

・定期試験の時はレッスンを変更

・部活や学校行事では生徒の別の面が見つかる

・卒業発表会→毎年3月末の発表会は、高校3年生を送る卒業発表会として定着

 

 

 

 

生徒さんの楽譜や、ICレコーダーの録音、発表会のプログラム、DVD,教室の下級生や保護者たちから卒業する高3生への直筆メッセージカード等々・・・

沢山の大切な品々を実際に見せていただきました。

 

中高生がピアノを続けるのは大変なことなのに、住田先生のお教室では、高3まで続けるのが当たり前とのこと。

その裏には、生徒さんひとりひとりに向き合い、自立を促しながら温かく見守り続ける先生の深い愛情があることに感銘を受けました。

 

ピアノを弾けるようにすることだけが、ピアノ教師の仕事ではないのですね。

これからのピアノ指導について、大切な指針をいただきました。

 

住田先生、心温まるお話をどうもありがとうございました!