小倉貴久子先生実践講座

 

 


2017/06/22

 

ピアノの歴史と奏法について

~モーツァルトとショパンに焦点を当てながら~

 

 

ピティナコンペティション要項に「四期を弾き分ける」と書いてあります。

さてさて、四期を弾き分けるとは・・・?

本日の夢のような勉強会の実現のお陰で、その答えが見えてきた気がいたします。

 

昨年11月に引き続き、2回目となる、小倉貴久子先生ご自宅サロンでの講座。

閑静な住宅街にある素敵なお宅にお邪魔し、所蔵されている大切な鍵盤楽器を、間近で見たり、聴いたり、実際に弾かせて頂いたり・・・本当に夢のようなひとときでした。

 

楽器は、チェンバロ、クラヴィコード、そして3台のフォルテピアノ。

 

まず、生演奏を交えながらの先生の講座では、ピアノという楽器の歴史をひもときながら、それぞれの楽器の特徴と、奏法について学びました。

特に今回は、モーツァルトとショパンに焦点が当てられ、先生が目の前で演奏してくださった、モーツァルトの典雅なソナタや、ショパンの繊細なノクターン等々・・・に心を奪われました。

普段、現代の頑強なピアノばかり弾いていては気付けない、鍵盤の感触、デリケートな音の立ち上がりと減衰のはかなさ・・・それぞれの楽器に適した音色と奏法があるのですね。

バロック、古典の作品を演奏するにあたっては、やはり当時の楽器を知らないと見えてこないニュアンスがあります。

 

第3回目の講座も計画していただけるとのこと、小倉先生、またよろしくお願いいたします。