2021年度 永瀬礼佳先生 指導法講座

 

 


 

 

「コンクールの困った!を解決」

 


2021/12/09
今回は、音の葉研究会代表の永瀬礼佳先生が、
「コンクールの困った!を解決」というテーマで自らの経験を元にお話して下さいました。
コンクールになぜ生徒達を出すのか?
指導者の皆さまは改めて考えたことはありますでしょうか。お教室によって、先生によって様々な考え方があると思います。
●他の教室と違う特色を出す
●自分の指導が正しいか判断してもらえる
その他諸々、色々な理由が出てくると思います。
永瀬先生はまず、様々なコンクールの特色をよく把握し、保護者の方々や子供たちにきちんと伝えるそうです。
そして、コンクールに出る生徒達は、短時間で絶対に上手になる。
出る生徒、出ない生徒は必ず差がつき、コンクールに出す事で、教室全体の意識が上がるそうです。
次の先生のお言葉に確かに!と唸ってしまいました。
●コンクールは非認知能力、自制心を育てること出来る。
●決められた時間内に目標に向かって努力をする。
●ピアノを弾くことで、物事の進み方を学ぶ。
●上手になるだけでなく目標に向かって進むことができるようになる。
●何に対しても頑張れる子になる。
そして、これからのこと全てをひっくるめて、コンクールは生きる力を育てる、と強くお話しされていました。
自分が出ると決めた意志を最後まで育てること、
やり抜く力を育てたい。
周りの人の協力があっての結果なので、自分の先生や親や家族に対して感謝する気持ちを育てたい。
思うような結果にならなくても、困難なことに立ち向かうと、精神的な回復力や対処能力が大きく育つ。
全力で頑張った子は絶対後悔は残らない。
自分がどれだけ頑張ったかが大切、努力したことは残る。
コンクールは、結果より過程が大事だと思っていたので、全てに納得とお言葉に頷くばかり。
瞬きも出来ない程、お話の虜になり、あっという間の2時間でした。
永瀬先生、ありがとうございました。
文責  野原善子