2017高橋千佳子先生実践講座

 


 

○フォルマシオン・ミュジカル講座(2017/9/7)

敏感期にすべきこととは?

 

シリーズで学んでいる『フォルマシオン・ミュジカル』実践講座の3回目。

思えば、最初は

『フォルマシオン・ミュジカル』って何?といった状況だったのですが、3回目ともなれば、口からスラスラと『フォルマシオン・ミュジカル』という言葉が出てくるようになりました。

 

今日はピアノ指導法・特別講座と題して、5才~小学3年生(5年生)を対象としたレジュメに沿ってご説明いただきました。

 

・音感教育は、まず真似をすること。

・4~5才でソルフェージュをきちんとやれば一生のものとなる。

・モンテッソーリ教育によれば、「敏感期」は4才~6才。聞いたり見たり弾いたりしたものが理論の回路に関係なく脳に貼り付いてしまう・・・この時期を逃すのは、子どもに対して申し訳ない。

 

とても重みのある先生のお言葉に、身が引き締まる思いでした。

幼児期~低中学年の音感教育の大切さがよく分かりました。

音程の度数、音の高さ、音域、和音、リズム、ドミナント、乱暴な音を出してはいけないということなど、

指導者として是非心得ておきたい大事な項目です。

 

また、練習が足りなかったり、集中力がいまひとつ・・のお子さんに対しても、教師が心からの笑顔で

「よく来たわね!」と迎えてあげること、負ではなく正の気を出してあげること、音を媒体として楽しむことなど、ピアノ教師としての矜恃を教えられた思いです。

先生の輝くような明るい笑顔と、明瞭な発声、歌声・・・全てが良いお手本として、心に残りました。

 

 


 

○ソルフェージュ実践講座(2017/7/20)

フォルマシオン・ミュジカルについて

 

フォルマシオン・ミュジカルとは、フランスで行われている新しいソルフェージュのことです。

大作曲家の作品を教材にして、聴音や読譜、音楽理論、音楽史などを総合的、実践的に学びます。

 

今日は、高橋先生が、フランスで実際に使われている教本を沢山お持ちくださり、見せてくださいました。魅力的な曲がいっぱいで、挿絵も愛らしく美しく、日本の物とは印象が異なります。

 

講座では、クルタークの現代音楽を手のひらでクラッシュ音を出して実際に演奏してみたり、ムソルグスキーの「展覧会の絵」で8分音符の数を数えたり、バルトークの「ミクロコスモス」で音を出さずに鍵盤を押さえて倍音の響きを聞いたり、モーツァルトの「バターつきパン」をグリッサンドを楽しみながら弾いたり・・・。

名曲の旋律を丸ごと味わう楽しさは格別で、正に、音楽のための生きたソルフェージュ!でした。

 

先生の親しみやすいお人柄にも魅了され、大変楽しく充実した時間となりました。

 


 

○ソルフェージュ実践講座(2017/4/13)

 会員の学び深まる!

 

 高橋千佳子先生をお招きしての、会員向け実践講座

「ソルフェージュ講座」4回シリーズの2回目でした。

 

明るく朗らかな高橋先生のお話に引きこまれました。

音楽的に歌うことの大切さを再認識させられ、とても有意義な学びとなりました。